立原道造記念館

先日、仕事の打ち合わせで久しぶりに東京に行った折に、大好きな詩人
「立原道造」の記念館に行ってきました。1939年、第二次世界大戦の始まったその年に
24歳で逝ってしまった詩人のささやかな記念館です。彼が東大出の建築家でもあったご縁か、
「東大弥生門前」に建っています。初めて「東大」というものを見ましたが、
なかなか古風な良い感じに時代を経た建物で、落ち着いた雰囲気でした。
その小さな記念館の中には、彼の小学校時代の作文や、答案やスケッチなどがありました。
沢山の子供時代のものが見事にきれいな状態で残っているので、東京大空襲の時は、
どうされたのかなあと、ご遺族の苦労を思ったものです。
夭折の詩人のさらに若い時代のものを見ると、子供の時から十分に詩人であったことがわかり、
水彩画やパステル画も既に詩の一部になっていると感じられました。

小島さんが曲をつけられた「夢みたものは」は、未完の詩集の中のほぼ最後に近いもので、
立原の絶唱といっても良いものです。病の中、恋人に看病され詩心をたぐり寄せながら
夢見た最後の詩集「優しき歌」は、没後8年目の1947年にやっと刊行されます。
立原の人生のエッセンスのような「夢みたものは」を小島さんが選ばれたことに、
小島さんの「ロマンティシズム」を見ることができます。
是非、レイニーブルーの皆さんのアンサンブルで、この曲を聴かせて頂きたいものです。
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copyright Katsuhisa Toda 2002

♪夢みたものは